ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所事故による被災者の支援活動を行っているNPO法人「チェルノブイリ救援・中部」(本部・名古屋市)の報告によると、放射性物質セシウム137が降下した土壌で野菜を栽培した場合、カラシナ、クレソン、キャベツ、ダイコン、ジャガイモ、レタス、ホウレンソウ、セロリなどにセシウムが蓄積されやすく、ニンニク、キュウリ、カボチャ、ナス、トマトなどが比較的蓄積されにくいことがわかった。

[pdfファイル:セシウム137の野菜への蓄積(NPO法人チェルノブイリ救援・中部)]
現地では20年以上経た現在でも病気は減っておらず、その原因は食品由来の内部被ばくということです。
チェルノブイリ原発から70kmに位置し、放射性物質による汚染度が高い「ホットスポット」の1つであるウクライナ・ナロジチ地区は、事故後も1万人以上の住民が暮らしているが、汚染された土地の農産物は売れないため、ナロジチの人々は、自らは汚染された作物を食べざるを得ず、内部被ばくしているため、ナロジチはウクライナでガンや結核などの感染症が最も多く、1,500人以上いる子どもたちの7~8割は何らかの病気にかかっているということです。
‐汚染地区でバイオガス燃料用の作物栽培プロジェクト‐

ナロジチ地区の土壌汚染は、500Bq/kgで現在、同法人は2007年から現地の大学と共同で土壌浄化策としてセシウムを吸収する植物であるナタネを栽培し、ナタネの油粕からバイオエネルギーを取り出し、バイオガス燃料などとして利用するプロジェクトを実施している。
(日本政府が4月8日に発表した農家に作付けを認める水田の土壌中の放射性セシウムの濃度は5000Bq/kgで食用として出荷される予定。)
No related posts.
